そこに美術館があるから。。。(笑)
お友達とランチへ行くお話になり
それなら美術館とランチはどうかしら?とお誘いしました
美術館にカフェがありまして
ビュフェに合わせてちょっとパリ風メニューで
おしゃれっぽい
美術館は山の自然公園そばの森にあり
自然の中のランチは癒されそうだと。。。
あいにくの霧っぽいお天気でしたが
静かな森
咲いている数本の大きな紫陽花の木に癒されました
地方都市でも
ちょっとオーバーツーリズム傾向の昨今
日曜日のランチをゆっくり楽しめるのは
意外とビュフェ美術館なんていいのでは?
ビュフェがどんな画家か。。。
決して好きなタイプの絵ではないと思ったけれど
自分は美術館へ行くのが好きなほうだったなぁ。。。と
思い出し
行ってみたかったのもあり。。。
パリで生まれた一人の画家の
たくさんの作品と
彼の一生を知り。。。
ビュフェの絵が暗いのは
17歳で最愛の母を亡くし
彼が10代の時
第2次世界大戦を経験したから
戦後のパリで
彼の暗い静物画が
人々の心を映し出している。。。
と絶賛されて
戦後から立ち直り
世の中が明るくなり
豊かになると
ビュフェの絵画は
俗っぽい
とかいろいろ言われて
注目されなくなって
それでも
ビュフェの絵は
彼の心の中の風景を
いろいろな対象物を使いながら
絵で表現し
ビュフェは結婚して
素敵な奥様
子供が3人
幸せな暮らしのはずなのに
絵は。。。
戦争が彼の心に残したもの
深い
暗い闇
絵を通してずっとずっと
感じられる気がしました
奥様がとても素敵に描かれていたのと
(一番心に残った絵)
家族の絵があって
なんだかほっとしました
ビュフェはたくさんの作品で
ずっと自分を表現し続けた人
亡くなる前の作品も
しっかり死と向き合って
自分の表現をして
作品にしていました
見事な生き様だなぁ
と思いました
若いビュフェの写真を見ると
とても繊細な印象を受ける方でした
彼はただただまっすぐに表現し続けた
そして人生を全うできた方なんだと思いました
最近では
ビュフェの作品が見直されているそうです
きっとそれは
また暗い時代に。。。
戦争が起こってしまって
人々の心の中に
不安が感じられているからなんだろうな
そんなことを思いました
併設のカフェで食事をして
絵を見て
帰りにまたカフェでお茶をしました
食事時間も席はほとんど埋まっていましたが
待つことなく
窓側の席に座れ
森を見ながら
おしゃべりして
帰りは私たちと
もう一人。。。(お一人の男性の方)
ゆっくりした時間が流れた
素敵な午後でした
ビュフェの絵
写真撮影OKの絵が3枚だけあったので
2枚のせますね
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