久しぶりの投稿です。
前回から状況はどんどん変わり、書きたいな~と思ったことが書けないうちに次の展開になってしまっています。

書きたかったのは、好きだった朝ドラ「スカーレット」の感想。

ご覧になっていなかった方は、わかりづらいと思いますが、少し書かせて下さい。

主人公のモデルになった方が神山清子さんという実在する陶芸家の女性で、神山さんの生き方がすごいので、ドラマ自体が薄くなく、濃かったです。
彼女は、才能を持っている女性で、その才能を開花させるためにとても苦労をされたのです。  

平凡な人生を選択して送っている自分とは、重ならない部分も多いのですが、朝ドラなのに(笑)人生は山あり谷あり谷あり谷あり…夢物語ではない現実の人生の厳しさがありました。そして主人公が(きっと神山さん自身が)その人生をしっかり歩いていく姿に感じるものがありました。

ドラマの後半は、息子さんが白血病になってしまう展開で…

でも、最後は、日常の姿で。

母が息子をぎゅっと抱きしめて、照れながらも「幸せや。幸せやで。」という息子。

次の場面が、ナレーションで桜が散る映像のなか、2年後の息子の旅立ちが告げられたのでした。

脚本家の方が「死ではなく、どう生きたかを描いた」と。

「なんでもない一日は、特別な一日」

白血病の息子が書いたメッセージ。

どんなふうに亡くなったか…よりも、

どう生きたか…を大切にと思います。

そして、そんなことを思っていたら、志村けんさんの訃報が飛び込んできました。

コロナウィルスであまりにも突然の死。

コロナウィルスのせいで、お兄さんたちも会えずに荼毘に付されて、お別れの会も今はまだできません。

いかりや長介さんのお別れの会の時、大勢のファンが車で斎場に向かういかりやさんに

「ありがとう!」

と叫んでお見送りをしていた映像を思い出しました。

志村さんは、まるで「スカーレット」の最終回のようにナレーションで伝えられたように旅立たれたなあと感じました。

それから、志村さんの追悼の番組で笑わせていただきながら、「どう生きたか」が大切ということを思いました。

志村けんさんに感謝を込めて、ご冥福をお祈りします。