映画館で映画を観るのは本当に久しぶりでした。
三浦春馬くん主演の「天外者」を観に行きました。
公開初日の一番初めの回。(午後から仕事があったので)

久しぶりに映画を観るのでいろいろ心配で早めに行ったのですがグッズは売り切れてしまいました。
(しおりとパンフレットを買おうと並んだ)
なんとかパンフレットが買えて…これは相当ラッキーだったと思います。
早めに行ってよかったです。

天外者というのは、凄まじい才能の持ち主という意味だそうで、それが三浦春馬くん演じる五代友厚さん。パンフレットのおかげで映画の後、五代友厚さんのお人柄のことをよく知ることが出来ました。

映画を観る前にウィキペディアで五代友厚さんのことを読んで、いろいろな業績を知ることはできたのですが、映画ではその業績をたくさん描くのではなく、その陰の部分…新しい時代を作る人たちは古い時代を守ろうとする人たちとの摩擦があり、理解されないという苦悩があり…というところが描かれていて、心に沁みました。

昨今は世界中で、目先のことや、お金のこと、自分のことしか考えていない人が目立ってきていると…その対極の人として描きたかったと田中監督もおっしゃっていて…

未来を考え、自分のことより日本のことを考えて、利他の精神で生きた人…五代友厚が描かれていました。
今の私たちの暮らしがあるのは、昔の方たちが未来を思って生きてくれたおかげなんだなあ~と感動しました。

五代さんは「100年先の未来が見えておる!」と…
せめて私は50年先のことを考えて生きていかなければいけないよね…と思いましたよ。

三浦春馬くん。
殺陣がかっこいいですし、綺麗なルックスですし、観ていると悲しくなってしまいますが、
生きた証として俳優として素晴らしい姿が映画に刻まれていて…
その姿をしっかり観て、映画の心を感じることが彼の喜ぶことなのかなと思いました。

若い人たちに観てもらいたい映画です。
この閉塞感の時代の中で、きっと生きる勇気が湧いてくると思います。
自分が生きる道のヒントがある…そんな映画だと思います。

コロナ渦の映画館。
ただ黙って映画を観るだけなので感染リスクはほぼないな…と。
私の町の映画館は、間をあけて座れるし、車で行って帰れるので。
市内の感染者はゼロ日のほうが多いのです。